はじめに
「特に体の不調はないから大丈夫」と思っていませんか。
実は、病気の中には自覚症状がほとんどないまま進行するものも少なくありません。
気づいたときには進んでいた、というケースもあるため、症状がないことが必ずしも健康とは限らないのです。
だからこそ重要なのが、定期的な「健診」や「検診」です。
自分では気づけない体の変化を知ることが、健康を守る第一歩になります。
「健診」と「検診」の違いってなに?
よく似た言葉に「健診」と「検診」がありますが、目的は異なります。
「健診」は体全体の状態を確認し、病気を未然に防ぐためのもの。一方、「検診」はがんなど特定の病気を早期に見つけることを目的としています。
まずは年齢に関係なく毎年「健診」を受け、そのうえで年齢や性別に応じた「検診」を取り入れることが大切です。
例えば、20歳を過ぎた女性には乳がんや子宮頸がんの検診が推奨されています。
このほかにも胃がん、肺がん、大腸がん、前立腺がん(男性のみ)など、さまざまな検診があります。
多くは自治体や職場の制度を利用でき、費用負担を抑えて受けることができます。
(詳しくはお住まいの市町村や保健センター、健康保険組合へご確認ください)
若くても健診は必要?
「若いから大丈夫」と思いがちですが、若い世代にとっても健診は欠かせません。
18歳から39歳を対象とした健診では、生活習慣病の予防が主な目的です。
食事や運動、睡眠、飲酒習慣などを見直すきっかけになり、将来の健康リスクを減らすことにつながります。
若いうちに良い生活習慣を身につけておくことが、長い目で見て大きな差を生みます。
健診では体の何をチェックする?
健診では、身長・体重や血圧、血液検査、尿検査、胸部のレントゲンなどを通じて体の状態を幅広く確認します。そして結果を見る際に大切なのは、単年の数値だけでなく、毎年の変化を追うことです。
基準範囲から少し外れていても必ずしも異常とは限りませんが、変化の傾向は重要なサインになります。
もし気になる項目があれば、生活習慣を見直す良い機会ととらえましょう。
結果で再検査、精密検査が必要と言われたら?
再検査や精密検査が必要と判断された場合は、迷わず受診することが大切です
早い段階で見つかれば、治療効果もあがり、医療費の負担も軽くなる可能性が高くなります。
不安を抱えたまま過ごすよりも、正確な診断を受けることが安心に繋がります。
おわりに
健康は自分だけでなく、家族や大切な人にとっても大切なものです。
健診を「未来への備え」として前向きにとらえ、日々の生活とあわせて健康を守っていきましょう。