愛生館グループ 代表
愛生館グループは、創業者であり軍医であった小林清が終戦直後に、碧南市で診療所を開設したことから始まりました。縁をいただいて、現在の新川町で小林病院(現:小林記念病院)を運営してからは、結核病棟や地域の救急医療を担う中核病院としての役割を担いました。
その後、碧南市民病院が開設されたことが切っ掛けで、地域における愛生館の役割を見直すこととなりました。そこで2代目理事長である小林武彦は次代を見据え、当時では全国でも珍しい訪問看護事業所の立ち上げや、碧南市内で初となる老人保健施設を開設するなど、医療介護の複合体としての基盤創りに着手しました。また、「病院から在宅へ」と言われている時代に欠かせないリハビリ機能をいち早く整備し飛躍的に高めた結果、安城更生病院のような高度急性期医療を担う病院から、患者さんが在宅や地域の介護施設へ少しでもスムーズに戻れるような連携関係が構築できました。
今後、愛生館では「地域で生活している子どもから高齢者まで誰もが安心して暮らせる地域づくり」を目指しています。その第一歩として、碧南市の鷲塚地区にあるひまわり村に2022年4月「認定こども園」を開設しました。
少子高齢化や人口減少という社会的課題は、これから我々の生活を大きく変化させていきます。このような時代だからこそ、地域の人と人が繋がることが必要です。これからも、愛生館はこの地域にある行政、企業、事業所等の様々な方々と共に「0歳から100歳までの方々を支援する仕組みづくり」を追求し続けます。
そして、「人々の人生をより豊かにする」という使命に基づき、地域の方々に「愛生館があって良かった」と思っていただけるよう、社会的課題に対して更なる努力を重ねてまいります。