あらすじと登場人物のご紹介

あいちゃん
こんにちは。私の名前は「あい」。
はじめに私たちのことを簡単に紹介するね。
私は今、小林記念病院で看護師をしています。生まれと育ちは九州で愛生館には新卒採用で入職しました。
じゃあ次は「せいじ」を紹介するね。
せいじ
こんにちは。ぼくの名前は「せいじ」。
ぼくは沖縄出身で沖縄で別の仕事をしていて愛生館に中途採用で入職しました。
今は、特別養護老人ホームひまわりで介護福祉士をしています。
かんた
こんにちは。「かんた」です。
ぼくは、愛知県出身です。愛生館には中途採用で入職し、今は小林記念病院で作業療法士として働いていましたが今は副部長をしています。
学生さん
えっーーー。じゃあねって。
物語ないじゃん。
物 語ってないじゃんけーーー。」
あいちゃん
あっ、すみません。ってか ウケタ? 笑笑
じゃあ、もう少し物 語るね
まずは、なぜわたしが愛生館で働くことになったのかをちょっとお話するね。

あいちゃんの就活

九州のとある高校に通っていたあいちゃん。高校3年生になり、就職活動することになった。

そんなある日の高校の進路指導室での話。

ともだち
あい。
進路はどう?
なんかいいとこあった。
あいちゃん
うーーん。どこにしようか迷ってる
というか、何をしようか迷ってる。
今のところ保育士かなって・・。
ともだち
保育士か・・。
わたしは将来的なことを考えたら看護師のがいいかなって思ってるんだ。
あいちゃん
そうなんだ。
でもお母さんが看護師で夜勤とかあって大変そうなんで看護師はちょっとなーーーって思ってたんだけど。
でも、わたしピアノ弾けないしな・・。
ともだち
進路の先生も保育士は正規職員じゃないと待遇面がぐっと落ちるし、正規の再就職もなかなか難しいみたいだから、どこでもずーと働ける看護師の方がいいよって言ってたよ。
ともだち
それでさー。今度の就職フェアがあるんだけどいっしょに行かない?
あいちゃん
うん。そうだね。じゃあ行こっかな。

ということで訪れた。就職フェア。

ともだち
わーー。いろんな会社が来てるんだ。
ちょっとブースを回る前にパンフレットとかもらってこうよ。
あいちゃん
そうだね。

そんな時ふと目に止まったちょっと1冊。

A4サイズの冊子が資料が多い中、ちょっと小さい、なんかこじゃれた冊子を見つけた。

あいちゃん
何これ?
新しいYESって?
あいちゃん
ねえ、ねえ。
これ病院のパンフレットだよね?
こんな風に体験記が載ってるとなんかわかりやすいね。
ともだち
あっ 私にも見せて・・。

手にとって中を開いてみると、そこには施設で働く人たちの声が書いてあった。

あいちゃん
なんか働いている人たちのリアルな声がわかる。
そういえば、お母さんの働いているところ見たことなかったし、あまり詳しい話とか聞いてなかったなー。

そんな二人がふらふらしてると目の前に愛生館のブースが。

フェアというものに行ったことがなかった二人はブースの前で躊躇しながら立ち止まっていた。

そんな時ある女性が声をかけてきた。

そう、彼女は愛生館の人事課所属。採用担当のエージェント。

エージェントH。

アイドル顔前のキラースマイルで幾人かのリクルーターを採用してきた敏腕エージェント。

エージェントH
あっ 良かったらちょっとのぞいていきませんか?

と、ここでエージェントHがいきなりの必殺のキラースマイル

そんなエージェントHのキラースマイルにはまったあいちゃんたちは、吸い寄せられるようにブースのイスに腰掛けた。

そしてエージェントが話しかける。

エージェントH
こんにちは。なんか二人ともお悩みを抱えているようですね。
エージェントH
それじゃあ まず、左の方。
ちょっと手を出してもらっていいですか?
あいちゃん
えっ・・・。手ですか?

「えっ この人は新宿の母か」と若干戸惑ったあいちゃんは思わずそっと手を差し伸べた。

エージェントH
あーー。あなた今がちょうど人生の転機だわーー。
この時期の決断が今後の人生を大きく左右するわね。

するとエージェントHの様子が変わった。急に白目をむき出して何かに憑依されたかのように語り出すエージェントH。

エージェントH
うっ 見える。
あなたの未来が見える。
エージェントH
何か茶色い建物が見える。
そこにいるあなたは白衣姿。
そしてちょっと色黒の男の人と3人の子どもたちに囲まれて幸せそうにしているあなたの姿が見える。

就活フェアに来たはずなのに人生相談。

あいちゃん
あっ あのー。
占い師なのか霊媒師なのかちょっとわけわからないんですけど・・・。
苦笑。
エージェントH
あれっ?
わたしなんか今変なことしてた?
あいちゃん
この人は天然なのか?
でもなんかおもしろいし、話しやすそうだな。ちょっとズバッと直球で色々聞いてみよっかな・・。
あいちゃん
あのー。このパンフレット見て素敵な職場だなって思ったんですけど、看護師の仕事って実際はどうなんですか?・・・
エージェントH
おっ いきなり来たね。
看護師といっても働く職場によって全然違うんですよ。
まずは、急性期病院か慢性期病院かの違い。それと働く病院の理念や働き方・そして職場環境の違い。

急性期病院は、急な病気や怪我、 持病の急性増悪などで重症で 緊急に治療が必要な状態である患者さんに対して、 入院や手術、検査などの高度で専門的な医療を行う病院

慢性期病院は急性期は脱して 全身状態は安定しているものの、 まだ自宅へ退院できる状態ではなく、 継続的な治療が必要なため、 長期入院をするための病院

エージェントH
そんな中、私たちの病院の立ち位置は、慢性期病院です。
そして、法人の理念として働く人たちの物心両面での幸せを理念に掲げています。
エージェントH
ってちょっとわかりにくいよね。
ようは働く人たちの生活そのものと心の充実の両方を満たして幸せな生活が送れるように法人として目指しているってことですね。
あいちゃん
そうなんですね。
なんだかちょっとピンときませんが、看護師といっても色々な働き方があって、働く場所によって幸せになれるかどうかが変わるんですね。
エージェントH
ところで二人ともこれから看護師さん目指すんですよね。
そんな方にオススメのとっておきの「商品」があるんですけど知りたい??
あいちゃん
商品って・・・笑!!
エージェントH
学んで稼げて宿もつく、一石三鳥の超オススメ商品。
その気になる商品の名は
「看護師へGOGOGO!!!」
あいちゃん
なんかすごいイケイケな商品ですね。
でも私、そういうの好きです。
エージェントH
学校に通いながら、1日のうち4時間ほど実際の現場で看護のお手伝いをしてお金を稼ぎながら学ぶというもの。
そして当法人にある看護師寮にも入寮できるって商品なのよ。
月にだいたい10万くらいの収入にはなるかな。
ともだち
わっ なんかいいね。どう?あい?一緒にやってみない?
あいちゃん
そうだね。やってみよっか!!
看護師へGO!!!
エージェントH
あっ 看護師へGO!!!じゃなくて
看護師へGOGOGO!!!ね。
ここ結構大事だから・・・。
あいちゃん
・・・・。
あいちゃん
ところで愛知県碧南市ってどんな所なんですか?
名古屋から近いんですか?
エージェントH
あっ 私、碧南市生まれの碧南市育ち。
ちょっと碧南市について紹介するね。

愛知県碧南市の紹介

エージェントH
まずは、碧南市の位置をご紹介。
エージェントH
下の図のように、名古屋市の下の方。海に面した街です。
でも愛知県に住んでいながら「行ったことがない」とか、「聞いたことあるけどどこ?」って人が多いです。
エージェントH
でもね。名古屋からは電車で1時間くらいだから週末買い物に出かけようと思えばすぐ行けちゃう距離なんですよ。
エージェントH
市役所付近の中心部はこんな感じ。
エージェントH
ちょっと寂しさが出ちゃってるけど、中心部が栄えてるってわけでなくお店が散らばってるって感じかな。
あっ路面店のスタバもありますよ。
エージェントH
それで小さな街なのに「水族館がある」「遊園地がある」「美術館もある」
まあ、美術館はちょっと好き嫌いがでちゃうけど子どもが小さいうちは水族館や遊園地が近くにあるってとっても便利です。
料金もとっても安いので毎週連れてってもいいくらいですよ。
碧南海浜水族館
明石公園
エージェントH
ちなみにこれは明石公園っていう公園なのに観覧車やジェットコースターなんかがある小さな遊園地みたいなところ。乗り物も1回100円なんですよ。
エージェントH
ほかにも子どもと遊べる公園がたくさんあるし、近くに海があるから一人で物思いにふけりたい、そんな気分の時におすすめのスポットもありますよ。
港町なんで美味しい魚屋さんがあったり、釣りができたり寺町周辺はちょっとした小京都のような佇まいです。
エージェントH
あと市内にはスーパーが、えーっとピアゴ、アルテ、バロー、アオキスーパー、GENKI、生田フードなど7、8件くらいあるかな。
とにかく小さな街なのにそこら中にある。
普通に生活する分には全然困らないですよ。
なにげにおしゃれなパブなんかもあったりします。
エージェントH
どう碧南?
他にもいろいろあるけど住むにはいいところですよ。
あいちゃん
思ってたより住みやすそうですね。
長い目で見ると碧南もありなのかなって思いました。
エージェントH
ちなみに愛生館の職員寮はこんな感じ。
駅からすぐのところにあるから名古屋に行くにも便利ですよ。
エージェントH
あと、保育所施設もあるので、子供ができても安心して働けます。

あいちゃん卒業旅行で沖縄に

無事愛生館への入職が決まったあいちゃん。

卒業旅行で沖縄へ

あいちゃん
わぁー 最高の天気 ^^)
早く海に入りたーーーい。
ともだち
そうだね。早く行こ。

スキューバダイビング

ともだち
きれい〜!!
ウミガメもいるよ!!
あいちゃん
ほんとだ!

夕方、沖縄市街にて

あいちゃん
スキューバ楽しかったね
来てよかったね!
ともだち
だね〜
さあ・・夜どうしようか?
あいちゃん
なんかあそこにライブハウスらしきところがあるよ。
ちょっと行ってみよっか!!

ライヴハウス

あいちゃん
なんか盛り上がってるね
なんかすごい・・・
ともだち
せっかくだし
もうちょっと前で見ようよ!!
あいちゃん
う・・・うん

そんな時、何の弾みか、クラウドサーフィン状態になってしまいあいちゃんが、どんどん前の方に!

あいちゃん
えっ!ちょっと
だれか・・・。だれか助けて。
バンドマン
あっ。あの子あぶないぞ!

思わず、ギターを放り投げ、演奏を中止してあいちゃんを助けに入ったイケメンギタリスト。

バンドマン
もう大丈夫だからね。ちょっとビックリしたよね。
バンドマン
続きを演奏するから、最前列で楽しんで行ってね。
あいちゃん
う、うん。
あいちゃん
なんか素敵な人・・・❤️。
ともだち
あい
昨日はびっくりしたね。どうなるかと思っちゃったよ・・・。
あいちゃん
そうだね。でもあのギター弾いてた人素敵だったな。
またどこかで会えるといいな。
あいちゃん
ってか。ここは沖縄だよな。
もう会えないんだろうな・・・。
ともだち
また、来ようよ。
そん時まだやってるといいね。
あいちゃん
うん。そうだね。

あいちゃん愛生館に入職

あいちゃん
初めまして、あいと申します。今日から宜しくお願いします。
先輩看護師トモハラさん
あっ 今日から入職のあいちゃんね。
私はトモハラ。今日からよろしくね。

今となっては、このトモハラさんとの出会いが私の人生を大きく変えたように思えます。

そもそも看護師になりたくてしょうがなくてなったというわけではなく、特別やりたいことがあったわけでない私にとってたまたまの縁で愛生館に来ることになり、なんとなく始めた看護師への道。

まあ、途中で嫌になったらやめればいいかなってくらいの感覚で仕事をしていました。

そして当時若かった自分は遊びたい一心で寮の仲のいい仲間や先輩たちと毎週のように飲みに行ったり、コンパなどをしていました。

そうここは愛知県。トヨタ系で働いている人たちも多くそういう一流企業や公務員・銀行マンなどで働く人たちと出会う機会も多かったです。

エージェントH
えっと、愛生館は毎年20〜30人ほどの新卒者を採用しています。
そんな人たちを対象として研修制度をちょっと紹介します。
そのへんの詳しいことを私の上司である住職さんに紹介していただきます。
住職S
はーい。こんにちはわ。
住職Sです。なんで僕が住職って呼ばれてるかってことなんですけど。
ちょっと話が長くなっちゃうかもしれないけどいいですか?
エージェントH
あっ 先輩。そこの話はいいっす。
たぶん興味ないっす。
住職S
そっ そうだよね?
じゃあ研修制度についてちょっと話すね。

新卒者対象新入職員研修の紹介

新卒者対象新入職員研修

約3週間の集合研修

全職種の新卒が同じ内容で実施

研修

愛生館全体で年間200回の研修を計画(ただし部門/部署/職種/役職等によって参加できる研修は異なる)

今年度より次世代リーダーの育成を目的として「法人内MBA」を実施

あいちゃん
あと、私の入職当初の1日を紹介するね。。

新人看護師あいちゃんの1日

新人時代の看護師さんの1日の生活リズムの例を紹介。

 

夜勤の場合は

ちなみに夜勤の場合はこんな感じになります。

 

コラム:愛生館始まって以来の大事件

そしてしばらくして私は正看護師資格をとりました。そんなタイミングで病院内で大きな事件が勃発。

病院の方針と当時の看護部長さんたちの考えの不一致などが原因で看護部長さんが退職することに。

その看護部長さんは他の看護師さんから絶大な信頼を得ていたのでそれに伴って芋づる式に看護師さんがやめるという自体に。

あいちゃん
トモハラさん。みんながやめるって言ってますけどトモハラさんはどうするんですか?
先輩看護師トモハラさん
やめるのは自由だよね。みんなそれぞれの人生があるんだもの。
先輩看護師トモハラさん
でもね。ここに来ている利用者さんにもそれぞれの人生があるんだよね。
そんな利用者さんたちは、私たちを必要としているし、いなくなっちゃうと困るのは利用さんだから。
って考えてやるだけかな。

当時のトモハラさんはまだ新婚ほやほやなのに黙々と働いているトモハラさん。

あいちゃん
私、働くってことはお金を稼ぐため、自分のため働くってずーっと思ってた。
あいちゃん
そうじゃなくて。誰かの役に立つことが仕事であって、その見返りとしてお金をいただけるだけなんだ・・。
あいちゃん
わたしも頑張ろう。せめてトモハラさんの力にでもなれれば・・・・。

この時期は本当に大変な時期だったけど、みんなで一致団結してやっていかないとどうしようもなかった。とにかく失敗をしない。やれることからとことんやっていく。みんなで支え合いながら必死でやってきました。

本当にいろんな看護ができて、いろんな看護師さんもいて、時には意見がぶつかることもあったけど、今となっては、この時が一番楽しかったように思えます。

作業療法士の先輩かんた

工業高校出身でとくにこれといった方向性があったわけでもなく大学へ進学。

そんなかんたも父親が病院の調理師で母親は介護の仕事をしており、医療色の強い家系で育ちました。

そしてかんたが進学した大学は日本福祉大学。しかし専攻は経済学部を専攻していた。

そんな大学生の時に実習課程の中でリハビリの仕事に携わり、なんかこの仕事いいなって思っていきました。

そしてかんたは、大学卒業後に作業療法士になるために専門学校に通います。その後、愛生館に作業療法士として入職しました。

かんたは、あいちゃんと同じ小林記念病院のリハビリテーション病棟でリハビリスタッフとして働いている。

そんなかんたが年に一度開催される学術大会の実行委員長をすることになった。

住職S
あっ。 愛生館では年に一度、研究発表の場として学術大会というものを開催しています。

学術大会について

学術大会は従業員のレベルアップ・一体感を高めることを目的として、2017年で第7回目を開催しました。
毎回テーマを決めており、今回は「『地域包括ケアシステムを考える』~過去・現在・2040年~」というテーマで開催しました。
「従業員による研究発表」「パネルディスカッション」「特別講演」を通じて日々の実践内容を共有したり、地域の医療・介護について考える場になっています。

医師
おう、かんた。そういえば今度学術大会の実行委員長するんだってな。
どうだ準備の方は・・・。
かんた
あっ。 そうなんですよ。実行委員長ってがらでもないんですけど。
とりあえず、発表者を誰にお願いしようかなって思ってて・。
医師
そうだな。 あいちゃんなんかどうだ。
最近いろいろがんばってるからね。
かんた
あいちゃん?
医師
3階病棟で看護師をしている北原あいちゃんだよ。
かんた
わっ わかりました。今度声かけてみます。ありがとうございます。

とある日の廊下で

かんた
あっ こんにちわ。
もしかしてあいちゃん?ですか?
あいちゃん
あっ はい。???
かんた
●●先生の推薦で学術大会で発表してほしいんだけど。どうかな?
あいちゃん
えっ 私がですか? そんなめっそうもない。他にももっと適任の人いるじゃないですか。
かんた
いや、先生の推薦だけでなくぼくからもぜひお願いしたいなって思って・・。
あいちゃん
そんな、わたしちょっと自信ないです。
かんた
大丈夫だよ。ぼくがちゃんとサポートするから。よろしくね。
あいちゃん
わかりました。それではよろしくお願いします。

ということであいちゃんは学術大会で発表することになった。

そんな二人は、時折学術大会の打ち合わせをしながら次第にお互いの距離を縮めていった。

住職S
ここでリハビリで働く人たちの1日をちょっと紹介します。

リハビリスタッフの1日(早番)

勤務時間 7:00~15:30

リハビリスタッフの1日(通常)

勤務時間 8:30~17:30

リハビリスタッフの1日(遅番)

勤務時間 11:00~20:00

あいちゃん学術大会に登壇。

ついに学術大会当日。

午後から始まる前に、ちょっと院内食堂のサンウッドでランチすることに。そしてそこにいたのはエージェントH。

あいちゃん
あっ Hさんこんにちわ。
お久しぶりですね。
エージェントH
う・。。お。。。。ぶ、、、、。

訳:うん、お久しぶり。

エージェントH
あ。。。。ん げ・・・・し。。。た?

訳:あいちゃん。元気してた?

あいちゃん
なんか相変わらずですね。笑
あいちゃん
何しゃべってたかわからなかったけど、なんかHさんに会っただけで元気が出てきた。
さあ、がんばろ・・。
かんた
とうとう本番だね?
緊張してきた?
あいちゃん
午前中はなんだかソワソワしてましたけど、今はちょっと落ち着きました。
かんた
じゃあ 大丈夫そうだね? 笑
あいちゃん
やっぱり優しいな。かんたさん。

せいじ転職フェアに

とある転職フェア

愛生館では定期的に転職フェアに出展しています。

せいじ
こんにちは。ちょっとお話聞かせていただいていいですか?
エージェントH
アアッ あっ あっ こんにちは・・。

フェア中にこっそりネットサーフィンをやっていたエージェントH。

突然の来客に驚く。

せいじ
ああああっ 大丈夫ですか?・・・
すみません。作業の途中に声をかけてしまって・・・
エージェントH
あああああっ
いいいいいえ・・・。
こちらこそ・・・。
すみまっっ。
エージェントH
あっ どうぞどうぞ。
えーっと、転職希望の方ですか?職種なども教えていただいていいですか?
せいじ
はい。介護の仕事を希望していまして。それで今日こちらのフェアに顔を出させていただきました。
エージェントH
介護の仕事の経験とかはございますか?
せいじ
いいえ。IT系の専門学校を卒業して。その後、ちょっとの間造園の仕事をしていました。
もう少し収入が欲しいなと思って自動車関連の会社で7年くらい働いてました。
せいじ
自動車関係の仕事は収入も安定していたのですが、ちょっと自分には合わないなって思い始めてまして。
せいじ
学生時代はバンド活動とかしてて、人を喜ばせる仕事。それを肌で感じられる仕事がいいなって思ってまして・・。
せいじ
でもいまさらバンドで食べていけるわけでもないし、何か人の役に立って直接喜びを肌で感じられる仕事ないかなって思ってた時にふと介護の仕事を思いついたのです。
せいじ
やっぱり未経験とかだとダメですか?。
エージェントH
未経験でも全然大丈夫ですよ。
エージェントH
介護の仕事は、人を好きになれるかどうかってことが一番大切なんですよ。
エージェントH
なんかとても優しそうな人。
それに、なかなかのイケメンじゃん。❤️❤️

得意のエージェントHのキラースマイル炸裂

せいじ
・・・・??。
エージェントH
あれっ 効かなかったかな?
エージェントH
あっ そういえばお名前聞いてなかったですね。
せいじ
せいじです。あっ 浜田せいじ。
エージェントH
あっ せいじさん。
当法人では、介護職員初任者研修の講座も開講しています。
エージェントH
そして
愛生館に入職すれば
なっ なんと
全額キャッシュバック!!
エージェントH
詳しくはWEBで!!
ってここWEBだけどね。

実際の様子などは>>愛生館ブログの関連記事をチェックしてね。

エージェントH
せいじさんみたいにこれから介護職を目指す人のための制度も整っていますよ。
せいじ
そうなんですね。ますます魅力的になってきました。
エージェントH
それと、愛生館は医療・介護・福祉サービスを併せ持った総合医療機関ですので色々な部署があり色々な職種の先輩達がいます。
だから将来的に介護士からさらにステップアップしたい人もいろんな経験ができる職場なんですよ。
エージェントH
ちょっと簡単に愛生館の組織を説明しますね

小林記念病院

医療機関として小林記念病院があります。診療科として内科・外科・整形外科・眼科があります。

同じ建物の中にはリハビリテーション病棟、透析センターや健康診断などを行う健康管理センターもあります。

病院付近にはデイケアセンターや在宅介護を支援するセクションもございます。

あと、看護師寮や院内保育所なども病院付近に隣接しています。

少し場所が離れたところに総合的に福祉事業を行っている老人保健施設や特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、小規模多機能ホームと福祉関係の複合施設となっていてその近辺一帯を「ひまわり村」と呼んでいます。

老人保健施設ひまわり

小規模多機能ホーム

特別養護老人ホーム

碧南市養護老人ホーム

このひまわり村の他にも安城市福釜に小規模多機能ホーム福釜があり、その近隣に今現在特別養護老人ホームを建設中です。

せいじ
へー、いろいろな施設で幅広くやっているのですね。
ますます興味が湧いてきました。
エージェントH
あっ そういえば、私たちの取り組みの一環として沖縄在住の方々の就職支援をということで、施設見学に来られる方のための補助を行っているのでぜひそれを使って一度見学に来てください。
せいじ
本当ですか?
それじゃあぜひ今度伺わせていただきます。
エージェントH
今度と言わずに今行こう・・。
「思い立ったら祝日」ってことわざもあるしね。
せいじ
「祝日」じゃあ休みになっちゃうじゃないですか。笑。行っても誰もいないですよね。笑
エージェントH
ナイスつっこみ。

せいじが愛生館に入職

そして、せいじは愛生館に入職することになりました。

せいじ
今日から新しい職場。
がんばろっと・・・

せいじは腕を天に向け青空へ高く高く伸ばし目を閉じた。

とその瞬間。後ろから誰かがぶつかってきた。

そこにいたのはカルテに目を通しながら歩いていたあいちゃん。

あいちゃん
あっ すみません・・・。
せいじ
あれっ!!
どこかで会ったような??
あいちゃん
あっ あれ???。

そう、せいじは沖縄であいちゃんを助けたバンドマン。

なんとなくお互いがどこかで会った感覚を思い出しつつも、まさか沖縄から遠く離れたこの地で再開するとは思いもつかず、二人はその場をあとにした。

 

せいじは、フェアの時にお世話になったエージェントHに挨拶するため、愛生館本部に向かった。

そして、本部へ行く道中の広場でなにやらゴソゴソしている女性を見かけたのでせいじは本部の場所を聞くためにその女性に話しかけた。

せいじ
あのー。本部ってどこですか?
エージェントH
えっ あっ ああああ。

そして、振り向いた女性はなんとエージェントH。

まだ10時だというのにコソコソと早弁をしていたようだ。

せいじ
あっ Hさん。
なんか会うたびにウケますね。
今日は早弁ですか?笑笑
エージェントH
えっ あっ ああああ。
せいじ
それより僕、今日から入職することになったんでHさんに挨拶しよって思って今本部に向かっていたところです。
せいじ
本当にありがとうございます。
また色々お世話になるかと思いますが宜しくお願いします。

特別養護老人ホームひまわりに配属となったせいじ

せいじの配属先は小林記念病院から少し離れたところにあるひまわり村の中にある特別養護老人ホームひまわり。

住職S
ここで介護福祉士で働く人の1日を紹介します。
介護士の場合は4種類の勤務時間帯に分けられています。
住職S
ちょっとせいじをベースに介護士さんの1日の様子を紹介しますね。
ちなみにせいじの趣味は「筋トレ」です。
暇があれば筋トレっていう生活をしています。

介護福祉士の1日(日勤)

勤務時間 8:45~17:45

介護福祉士の1日(早番)

勤務時間 7:00~16:00

介護福祉士の1日(遅番)

勤務時間 12:00~21:00

介護福祉士の1日(夜勤)

勤務時間 16:00~翌9:00

エージェントH
あと、年に一度のビックイベント、愛生館介護オリンピックなんかも実施していますし、普段の様子はブログで紹介しています。

詳しくは>>愛生館ブログの関連記事をチェックしてくださいね。

愛生館夏祭りでの出来事

愛生館夏祭り

愛生館では年に一度、地域の皆様への感謝の気持ちを込めてスタッフによる自主企画のイベント「愛生館夏祭り」を開催しています。

夏祭りは小林記念病院横の広場で行われます。

せいじは、祭りの準備の手伝いのために小林記念病院に来ていた。そんなせいじの役割は焼きそば担当。

せかせかと祭りの準備をしていたその時一人の女性が現れた。

あいちゃん
こんにちは、いっしょに焼きそば担当になったあいです。宜しくお願いします。
せいじ
あっ はじめましてこんにちは。
ぼくは特養で介護士をしているせいじです。宜しくお願いします。

そして二人は、準備を終え一息ついた。

あいちゃん
せいじさんって 黒いですよね。
せいじ
えっ いきなり黒いって。
ぼくそんなに悪い人じゃないよ。
あいちゃん
いや、そういう意味じゃなくて肌が黒いなって。こんがり小麦色してるんで海とか好きなのかなって。
せいじ
あっ ぼく沖縄出身なんで。
あいちゃん
へー。そうなんだ。沖縄出身なんだ。
じゃあ、マリンスポーツとかやってたりしたんですか?
せいじ
マリンスポーツはやってないけど、バンドはやってたよ。
あいちゃん
へー。バンドマンだったんだ。
そういえば、沖縄に卒業旅行に行った時にたまたま入ったライブハウスで思い出あるな〜〜。
あいちゃん
急に会場の観客がテンション上がり出しちゃって私クラウドサーフィン状態になっちゃって大変な状態になっちゃって・・
あいちゃん
でも、そのバンドのギタリストの人が演奏を中断して助けてくれたんだ。
かっこよかったな・・あの人。
あいちゃん
うーん。
たしか○○ってバンドだったと思ったような・・・・。
せいじ
えっ。それ俺がやってたバンドじゃん。
せいじ
てか、そのギタリスト俺じゃん。
あいちゃん
えっ------。
そーなーのーーー。
 
そういえばどこかで見たことあるようなって思ってたんだけど・・・。
あいちゃん
確かあの時は金髪だったんで全然気づかなかった・・。
あいちゃん
こんな所で再会だなんて。
もしかしてこれは運命の出会い。
せいじ
えっ あの時の女の子があいちゃんか・・・。

それからは、しばらく話はもりあがりお互いを意識する存在に。

幸せに愛をはぐくむ二人

運命的な再会を果たした二人は、その後、なるべくお互い時間を合わせ、有給休暇をフル活用してお互いの共通の趣味であるバンドでお互いの距離を縮めていきました。

そんな二人は結婚し、3人子どもを授かり、お互い働きながらの共稼ですが、せいじもみんながうらやむイクメンになってとても幸せに暮らしています。

かんたは入職10年にして副部長に就任。

そして、気になるエージェントHは、さらに催眠術を覚えスーパーエージェント3として覚醒している。

そんなはずはない。

HAPPY END ❤️

住職S
愛生館では結婚してからも幸せに暮らすための支援も充実しています。

愛生館=愛が生まれる場所

この物語はフィクションですが、実際に愛生館で行われている制度や行事・イベントを元に制作してあります。

そして登場人物も実際に愛生館で働く人たちをモチーフに制作しています。

この物語を通して伝えたいこと

ちょっと恋愛も交えながら愛生館で働くってことを紹介させていただきました。私たちが伝えたいことはただ一つ。

利用者さんにも働く人たちにもみんなに幸せになっていただきたい。

色んなところで笑顔が生まれ、そして思いやりや愛情が生まれる。

そんな場所でありたいと願っています。

モデルとなった登場人物の紹介

あいちゃん

看護師

北村さん

学生時代に九州から、愛生館の働きながら勉強ができる制度を利用して愛生館に看護師として入職。

現在は、副部長として働いています。

せいじ

介護士

高松さん

IT関係の専門学校を卒業後、造園業・自動車関連の会社を経て、愛生館にてホームヘルパーの資格を取得し愛生館に入職。

趣味は筋トレ。ジム通いの日々です。

かんた

作業療法士

成田さん

工業高校から福祉系大学を経て、専門学校へ入学し、作業療法免許を取得。愛生館の理念に共感し、小林記念病院へ就職。現在は副部長として日々奮闘中。

先輩看護師トモハラさん

看護部部長

友原さん

愛生館激動の時代に2年目にして主任を任され、立て直しに貢献した立役者。現在では看護部部長として働く看護歴25年のベテラン看護師。

住職Sさん

人事課主任

鈴木さん

つい最近まで介護士をしていた鈴木さん。業界では珍しい「介護現場を知っている人事」として、採用・働きやすい職場作りのサポートに取り組んでいます。

エージェントH

人事課

日浦さん

この物語では、かなりいっちゃてるキャラですが、本当の日浦さんは大人しくてかわいい女子。・・な・はず。

実際に会ってご確認ください。