慢性期リハビリの特徴
『QOL』に目を向けて
がん・難病・終末期などの患者さんが多く入院されています。 機能訓練・ADL訓練の視点だけでなく、QOL（生活の質）の視点でリハビリテーションを実施しています。
人生最後の瞬間の関わり
私たちにできることは何か
患者さんに何をしてあげられるのか
患者さん自身、そしてご家族の想いに沿ったリハビリを提供しています。
多職種連携
患者さんが寝たきりにならないように、定期的なレクリエーション・離床、外出など、他職種が協同して実施しています。
疾患に合わせたリハビリ
透析リハビリ
活動量の向上を目指し 非透析日だけでなく 透析日・透析中にも リハビリテーションを行います。
褥瘡リハビリ
褥瘡患者は長期安静による 廃用症候群のリスクがあります。 褥瘡センターと連携し 安全な車いす離床や ADL訓練を実施しています。
がん患者リハビリ
がんのリハビリテーション研修を受けた 専門スタッフが中心に、 リハビリを実施しています。 本人の尊厳を考え、 支えられるリハビリを 目指しています。
緩和ケア
終末期を迎える患者さんの生活の質を確保しながら、看護・介護・リハビリのチームでケアを提供します。 また、患者さんの身体的・精神的苦痛を和らげ、尊厳が守られるように援助します。 痛い、つらい、不安。 そういった気持ちを抱えたまま過ごさず、我慢をせず、最後まで自分らしく過ごせるように。 少しでも多く、家族との有意義な時間を過ごせるように。
チームアプローチ
緩和ケア認定医が中心となり 終末期を迎える患者さんの尊厳と QOL（生活の質）の向上を目指し カンファレンスを定期的に実施しています。
麻薬を用いた緩和ケア
麻薬を用いた疼痛コントロールを行っています。 患者さんの「身体のケア」だけでなく「心のケア」を取り入れ、必要な医療や介護を取り入れ、その人らしい生活を構築していきます。
褥瘡ケア
当院では「褥瘡ケアセンター」を設けております。 ケアセンターを中心として、多職種チームでの治療や褥瘡ケア指導を実施しています。 重度褥瘡から難治性皮膚創傷まで、幅広く対応しています。 褥瘡治療に積極的に取り組んでおりますので お困りの症例がありましたらお気軽にご相談ください。 またリハビリも併用し、安静での廃用症候群にならないよう安全な離床を進めています。
実際の褥瘡治療
神経難病レスパイト入院
レスパイト＝介護する側される側、両方のためのケア
医療依存度が高い療養生活を必要とする患者さんの介護は、体力も気力も十分でないとできません。療養が長期に渡るほど、介護する側のケアが大切となってきます。 介護する側に余裕が生まれることで、介護疲れや共倒れを防ぎ、介護する側される側、両方の生活の質を保つ事を目的とします。 「ご家族の身体的、精神的な負担を少しでも減らしたい」 そういった想いから、私たちは患者さんやご家族のニーズを十分に把握し、1人1人の患者さんにあったケアを提供できるよう心がけています。
家族への
事前面談
入院中の患者さんには
病院へ訪問
在宅生活の患者さんには
在宅チームとの連携
本人と家族の希望に対する
チャレンジ
ADL能力改善
QOL向上
介護手段・福祉用具の提案
在宅スタッフへの情報提供
（連携）
入院中の集中的な評価を行い 安心安全なケアの提案をします。