「透析」とは、何らかの原因で腎臓本来の働きが果たせなくなった状態(腎不全)の方に対して、「人工腎臓」を用いて身体に不必要な老廃物や過剰な水分を取り除くための治療です。
小林記念病院の透析センターでは、医師のもと、看護師、臨床工学技士、検査技師、看護助手がチームとなって治療にあたっています。
看護師は、食事の摂取状況や血圧などの全身状態の観察を行い、看護助手は、患者さんの移動や荷物の準備など治療の開始・終了後のお手伝いをします。検査技師は、採血検査や年間を通した検査の管理を行います。臨床工学技士は、透析液の作成や使用する機械の点検や管理を行います。それぞれの専門の役割を通して、日々安全な透析治療を実施することを第一とし、透析を受ける患者さんの生活をともに考え、支えていけるよう努力しています。
透析センターには、平成16年に透析患者さんの声かけから始まった患者会「友の会」があり、病院もその活動を支援しています。医師や看護師のほか、管理栄養士や社会福祉士などによる勉強会や交流会などを一緒に企画しながら、患者さん同士や、医療スタッフとの交流をさらに深め、透析治療・生活がより豊かなものになるよう応援しています。
透析開始時間 8時50分~
※待合室は8時よりご利用になれます。
※待合室入口に番号札を設置しています。
番号順に透析を開始していきます。
※ロッカーはご自由にご利用ください。
※夜間透析は行っていません。
検査について
学会ガイドラインに基づいて、血液・生化学検査、レントゲン、心電図、心エコー、腹部エコー、腹部CT、胃カメラを年間を通して定期的に実施しています。シャントの造影や血管拡張術も必要に応じて実施しています。
昼食について(希望者のみ)
透析終了後にお食事をとることができます。
透析患者さんに必要なカロリーや塩分、水分を考慮した透析食を提供します。
透析食 720円/食
送迎サービスについて
希望の方には送迎を実施いたします。(碧南・高浜地区近郊の方)
対象:ご自分で乗り降りができる方
※上記地区以外の方も相談に応じます。
※送迎の時間は指定できません。
※事前に申し込みが必要です。
※一部介助が必要な方はご相談ください。
入院透析について
入院での透析も実施しています。
地域包括ケア病棟・慢性期リハビリ病棟・回復期リハビリ病棟があり、入院目的により病棟を決定しています。
症状が不安定で入院治療が必要な方、足壊疽の保存的治療、リハビリが必要な方、通院困難な方、介護疲れによるショートステイ等、症状に合わせたリハビリを提供し、在宅に戻られるように支援します。見学や病院の説明など、まずはお気軽にご相談ください。