スタッフ紹介
地域包括ケア病棟リハビリテーション科は「ときどき入院、ほぼ在宅」を実現するために、重要な機能を有しています。
住み慣れた場所でより長期的に生活できるように支援します。
地域包括ケア病棟 リハビリ係
係長 杉浦千晴
理学療法士7名、作業療法士6名、言語聴覚士2名、歯科衛生士2名
地域包括ケア病棟における4つの病棟機能
1.Post-acute機能(高度急性期からの患者受け入れ)
2.在宅等緊急受入機能
①sub-acute生活支援型救急(在宅や施設で療養生活中の生活支援が多い患者の受け入れ)
②従来型救急(日常的な生活支援が少ない患者の受け入れ)
3.在宅等予定受入機能(緩和ケアや糖尿病教育入院等)
4.在宅復帰支援機能
①院内多職種協働
②地域内多職種協働
《参照》
一般社団法人地域包括ケア病棟協会
「2019.08.03(改訂版) 地域包括ケア病棟の病棟機能と地域包括ケア病棟を有する病院の病院機能」2019
地域包括ケア病棟の包括算定リハビリテーション
1.疾患別・がん患者リハビリテーション(以下リハ)
2.補完代替リハ(CARB:Complementary and Alternative Rehabilitation)*1
1)POC(Point Of Care)リハ*2
①OT-POCリハ:個別の生活回復リハ
②PT-POCリハ:個別の廃用・褥瘡予防と機能回復リハ
2)集団リハ
3)院内デイケア・デイサービス
4)自主トレーニング指導
5)運動療法指導 ※出来高算定の摂食機能療法は除く
*1:地域包括ケア病棟はリハ包括算定を活かした時間・単位・場所に縛られないリハを提供できるPOCリハ(下記参照)や集団リハ,院内デイケア,自主トレーニング指導等,疾患別・がん患者リハを補完代替するリハの総称
《参照》
一般社団法人地域包括ケア病棟協会
「2019.08.30(改訂版) 地域包括ケア病棟の包括算定リハビリテーションについて」,2019
リハビリ実施患者の一例
- 骨折等、手術入院の方
- 摂食嚥下やフレイルの検査入院の方
- 急性期治療が終了し,「在宅復帰」へ向けた間の入院
- 在宅復帰に向け「もう少しリハビリ」が必要な方
- 身体の状況変化に伴う「自宅環境が整うまで」の間の入院
- 在宅で療養中に「介護される方の休養」のための一時入院
- 在宅または施設より,病状により直接「入院治療」が必要な方 など
資格
- 認定理学療法士(神経系・呼吸)
- 3学会合同呼吸療法認定士(3名)
- 呼吸ケア指導士
- サルコペニア・フレイル指導士
- 福祉住環境コーディネーター2級(3名)
- 介護支援専門員
- 臨床工学技士
- 透析技術認定士
- 第2種ME
認定理学療法士(神経系・呼吸)や3学会合同呼吸療法認定士、サルコペニア・フレイル指導士など、多種多様の疾患に対応できるリハビリスタッフを配置しています。
学会発表
2020年
慢性期リハビリテーション学会
- 末期癌患者に対するADOCを用いたリハビリ介入の報告
認知症学会
- 認知症の重症度並びに介護負担感と日常生活活動との関係 ~地域包括ケア病棟での検討~
日本慢性期医療学会
- 地域包括ケア病棟でのWernickle脳症症例に対するCanadian Occupational Performance Measureを利用した リハビリテーション
2019年
地域包括ケア病棟研究大会
- 地域包括ケア病棟における多職種による自主リハビリの効果 ~運動量維持とFIM・在宅復帰率の変化~
認知症ケア学会
- 地域包括ケア病棟における認知症重症度と介護負担感の関係
2018年
日本慢性期医療学会
- 当院いおけるAdvance care planningの意識調査と課題
2016年
愛知県理学療法学術大会
- 家族性痙性対麻痺に対するボツリヌス療法と理学療法の併用治療効果