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放射線科

検査機器のご紹介

一般撮影

一般撮影とは、X線を身体に照射して写真を撮る検査です。X線は骨や筋肉などの各組織を通り抜ける際、通り抜ける量に差が出ます。その差を利用して白黒のX線写真として表す検査です。広く知られている表現では「レントゲン撮影」のことです。

他の検査に比べ短時間で撮影する事が出来るため、日常の診断に最も多く使用される検査になります。受ける機会が多いので、適切な量のX線を必要な場所にのみ使用し、無駄な被ばくのないよう努めております。

検査時間は部位や撮影回数にもよりますが、10分程度が目安です。

CT : 64列マルチスライス

装置が回転しながらX線を照射し、その情報をコンピューター処理することによって身体を多方向から輪切り表示した画像を得ることができる検査です。

当院の64列マルチスライスCTは頭から足の先まで全身に対応でき、広い範囲を短時間で、とても細かく鮮明に撮影することが可能です。

また、様々な角度での断面像や三次元画像(3D画像)も作成することができます。胸部や腹部の画像診断、頭部外傷などの緊急検査にも有用です。短時間で広範囲の撮影ができるので、呼吸が激しい方やじっとしていられない方でも、ブレの少ない画像が撮影できます。

通常のCTでも小さな病変を見つけることが可能ですが、造影剤というお薬を身体の中に入れて検査をする造影検査を行うことで、より詳しく病変や血管、病気の性質など調べることが可能です。造影剤の使用に関しては腎機能の3か月以内の血液データを参考に、検査担当医が安全に配慮して行っております。

体格に合わせてX線の量を調整する機能に加え、より低被ばくで検査を受けられるようX線量の管理にも取り組んでおり、高画質と低被ばくを両立させ、複数回CT撮影を受ける方への配慮も行っております。

検査時間は通常CTで5分程度、造影CTで15分程度が目安です。

MRI : 1.5T

非常に強い磁石と電波を利用し、様々な角度から身体の断面を撮影することができる検査です。他の放射線科検査と違ってX線を使用しませんので被ばくの心配がありません。撮影部位は多岐にわたりますが、頭部や脊椎、腹部(肝臓、すい臓、泌尿器科領域)、関節など動きの少ない部位で高い能力を発揮します。

特に、初期の脳梗塞、圧迫骨折やヘルニア、一般撮影では判りづらい骨折や骨挫傷、半月板や靱帯の損傷などの診断に適しています。部位によっては造影剤を使わず血管の画像を得ることができ、例えば頭部では脳動脈瘤の発見に有効です。

さらに造影剤を用いた造影検査を行うことで、病気の早期発見や、より詳しい画像診断が可能となります。検査中は大きな音がしますので、ヘッドフォンを用いて耳の保護をします。 動きにとても弱い検査ですので、じっとしていられない方は検査が困難な場合もあります。MRIは磁石を用いているため、体内に金属や機械がある方は検査ができない場合があります。他にもいくつか注意点がありますので、注意事項をご確認ください。
検査時間は30~40分程度が目安です。

マンモグラフィー

X線を使用した乳房専用の検査です。乳がんをはじめ、乳房にできる病気の検査に用いられます。

乳房を片方ずつ板で挟んで、出来るだけ薄く伸ばして撮影します。個人差はありますが、多少の痛みを伴う場合があります。無理のないよう注意しながら撮影をしますので、我慢出来ない場合は検査中でもその場でお声がけください。

当院では女性スタッフが担当します。検査時間は5分~10分程度が目安です。

X線TV装置

X線を使用し、身体の中をリアルタイムで動画のように観察することができ、様々な種類の検査に利用されます。主にはバリウムを用いた消化管の造影検査、飲み込みの過程や状態を評価する検査(嚥下造影)、骨折や脱臼した骨を元の位置に戻す場合などにも使用されます。

検査時間は検査の種類によって異なります。

骨密度測定

骨密度測定とは、骨を作っているカルシウムなどミネラル類の量を測り、骨の強さを調べる検査です。当院の装置はDXA法といって、2種類のX線を照射して測定する方法を用いており、この方法は日本骨粗しょう学会のガイドラインでも推奨される信頼性の高い検査法です。測定部位は腰椎及び大腿骨です。

骨密度検査は骨粗鬆症の早期発見、治療効果の判定などにも非常に有効です。当院では骨評価の新しい指標 TBS検査を用い、骨密度と骨質の両方から評価を行っています。

検査時間は10分程度が目安です。

認定・資格

  • X線CT認定技師
  • 検診マンモグラフィ撮影診療放射線技師
  • 胃がんX線検診読影部門B資格