8月4日、4階回復期病棟と3階地域包括ケア病棟の合同家族教室を3階のホールをお借りして開催しました。
今回は、以前より好評頂いています「認知症の家族との関わり方」と「認知症予防体操」がテーマです。 
まずは、介護福祉士 石川による講義から。 身近な家族だからこそ、イライラしてしまうこと、うまくいかないことは多く有ると思います。 昨日は、うまく行っても今日はうまくいかないなんて事も有ると思います。 身近な家族だからこそ、元気な時への思いが強く残り、変わってしまう家族を受け入れられないことも、あると思います。 私達スタッフの様々な対応方法なども参考になればと講義の中に含まれた内容で、参加された家族からは、『そうそう』『うんうん、なるほど〜』と大きく頷く姿も見られました。 
家族の方はこんな資料を見ています。 
他にもこんな資料を渡しました。 
実際に、認知症の方の気持ちや、その方を支えている家族のビデオも見ました。 家族は、認知症本人の抱えている気持ちも知る事が出きたり、介護者側の辛い気持ちなどを真剣に見ていました。 
ビデオの後は作業療法士 寸村による認知症の種類を簡単に説明。 
その後、認知症予防体操を行いました。 
左右グーパーと違う動きをする体操や
キツネの手とピストルの手を右と左作り、それぞれ交互に違う動きをする体操などもしました。
 教室には参加していない患者さんも、リハビリの途中に体操が有るからと寄ってくれました。 
家族教室のスタッフも一緒にやっています。スタッフもみんな上手く出来ず大笑いしていました。
介護は、後何年と先の見える物では有りません。これから何年、何十年とかかる事も有ると思います。 介護には正解は有りません。だからこそ、1人で抱え込まないで下さい。決して、1人では有りません、身近な人に話しをしたり、気分転換をしながら、うまく付き合って欲しいと思います。 介護は介護者一人や家族だけで行う物ではありません、様々なサービスを使いながら、これから続く長い介護を楽しく生活して行って欲しいと思います。
昨今では、認知症カフェなどというものもあります。 自分達の介護の不安や不満を同じ思いを抱えた方と話したり、専門的な知識を持っているスタッフに話したりしながら、少しでも気持ちを軽くし介護をして貰えたらと思います。