今日は茜の里ユニットでオープンキッチンを行いました。

リビングに座る皆さんの目の前で、厨房の調理師さんがお好み焼きを作ってくれます。

ジュージュー焼ける音が食欲をそそります。

う~~~ん。いい匂い♡♡♡

もう我慢できない!!

日頃は、ミキサーで刻んだ食事を食べているCさん。

今日は、言語聴覚療法士の立ち合いのもと、焼き立てのお好み焼きをほおばりました。

「おいしいっ!おかわりっ!」上機嫌です。

京都出身のDさんは、「お好み焼きの発祥は大阪やろ。なつかしいなあ」とニコニコ笑顔です。

子どもの頃、「一銭洋食」と呼ばれたお好み焼きを買いに、一銭を握りしめて近所の駄菓子屋へ通った事を教えてくれました。

新聞に包んで渡してくれるお好み焼きが、とてもおいしかったそうです。

おいしい匂いは、なつかしい日々を昨日の事のように思い出させてくれますね。

調理に参加したり立ち会うことで、五感が刺激されます。食欲が増したり、なつかしい思い出がよみがえったり、様々な効果が期待できます。

特養ひまわりでは、各ユニットでオープンキッチンやおやつ作りなど、継続的に取り組んでいます。

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一銭洋食:大正から昭和の初め頃、出汁入りの水で溶いた小麦粉を鉄板で焼いた上に、刻みネギなどを乗せてさらに焼き上げ、ソースをかけて、子どもたちのおやつとして駄菓子屋で販売されていた。お好み焼きの前身であり粉モノの元祖にあたる。当時はソースをかければ洋食と考えられていた時代で、一銭で買える洋食「いっせんようしょく」と呼ばれ、多くの子どもたちに親しまれていた