11月12日、「元気を出せ慢性期~平成30年医療・介護同時改定をひかえて~」をテーマに「東海慢性期医療協会第20回研修会」が名古屋国際会議場で開催されました。
薬剤科の鈴木絢子さんの「地域包括ケア病棟における薬剤師の必要性」が、一般演題19題の中から栄ある「最優秀賞」に選ばれました。地域包括ケア病棟において、薬剤師配置の必要性を検討した発表でした。
鈴木さんは今回が初めての学会発表で、最優秀賞という快挙を達成しました。日々の努力の賜物だと思います。今後も素晴らしい臨床研究を続けて欲しいと思います。
研修会ですが、
午前は、日本慢性期医療協会 会長 竹久洋三先生の特別講演が開催されました。
午後からは一般演題の発表が行われ活発な議論がなされました。
当院からも、薬剤科 鈴木絢子さん、リハビリテーション部 堤大地さん、特養ひまわり 杉浦律子さんの3名が発表しました。
皆さん、素晴らしい発表で全員が最優秀賞に選ばれてもおかしくない内容でした。
また、当科の吉田章悟さんが、11月3日から5日に千葉の幕張メッセで行われた、「第27回医療薬学会」でポスター発表を行いました。
「回復期リハビリテーション病棟入院患者に対する心不全対策チームの介入効果
–循環器治療薬の視点から–」の演題名で発表しました。
回復期リハビリテーション病棟に入院する患者さんについて、薬剤師の視点で心不全のリスクを循環器治療薬の観点から考察した内容です。
学会中に、日本病院薬剤師会の「回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟の薬剤師のあり方を考える」部会の方から声をかけて頂きました。発表データを、今回の診療報酬改定において、中医協での「回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟の薬剤管理指導料、病棟薬剤業務加算の取得」の答申に使用したいとのことでした。
これからも、薬剤科として患者さんや愛生館従業員のためになる臨床研究に取り組んでいきたいと思います。
薬剤科 科長 加藤豊範