愛知県の非常事態宣言が3月7日まで延長されましたね。

厚生労働省の専門家会合では「通常の医療との両立が困難な状況が続いており、病床のひっ迫により入院・療養調整中となる事例も依然として多数見られている」と分析されたと報道がありました。

特養ひまわりとしては、引き続き、感染予防対策の徹底に努めるとともに、万が一への備えも進めています。

新型コロナウイルスに対応するための業務継続計画(BCP)を策定し、12月初旬には、感染者が確認された場合の出勤ルートやゾーニングのシュミレーション訓練を行いました。

また、「折り畳み型陰圧ブース」の組み立てを多職種で行いました。

日頃は、会議や申し込みの面接などで使用しているエアフィルターに透明のビニールシートを組み合わせて簡易型の陰圧ブースにします。

伸縮式フレームと透明ビニールは軽く、エアフィルターはキャスターがついています。女性でも4人いれば設置が可能です。

キャンプのテントやタープのイメージですね。

エアフィルターの外側は、テープで止めたペーパータオルが飛んでいきそうな勢いで風が吹き出しています。

逆に、エアフィルターの内側にはビニール袋がぴったりと吸い付き、透明ビニールブースが内側に吸い込まれる感じが分かります。

中の汚染された空気が床に沿って外に出ずに、エアフィルターで浄化されて外に排気される感じが体感できました!!

これは便利!!

居室の中に設置することで、感染症の拡大予防に役立てることができそうです。

ブース内のベッドに寝ると風の音がしますが、透明ビニールからの視界が開け、圧迫感がありません。

今回2回目の設置では、透明ビニールを止める向きに手間取り、改善案が出ました。

早く確実に設置するために、早速、マジックテープで止める位置をカラーシールで表示しました。

感染予防対策の備品などは、防災用具と一緒で、有事の際に使いこなすことが重要です。

「買っただけ~」では役立ちません。

今後も違うメンバーで設置を繰り返し、有事の際に有効活用できるようにしていきます。

でも、やっぱり、使わずに済むことを祈っています。

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※感染した、および感染の恐れのある方が利用する簡易陰圧ブースです。設置は、伸縮式フレームを広げ、その上から透明ビニールで覆います。排気ユニットとして、クリーンパーティションを取り付けて完了です。通常はコンパクトに収納できます。

前回の感染予防対策の記事はこちら↓