こんにちは。地域包括ケア病棟です。
暖かくなり、病棟のチューリップや中庭の桜もきれいな花を咲かせています。
中庭まで桜を観賞に行くことができない患者さんにもお花見気分を味わっていただけるように、今月は桜の飾りを作成しました。
ピンク色のお花紙で桜の花の部分を作成しました。
薄いお花紙を8~9枚重ね、じゃばらに折ります。
じゃばらに折れたら、輪ゴムを使ってまとめます。
手先の器用な患者さんにはじゃばらに折る作業からお手伝いしていただきました。
「こういう細かい作業が好きなのでうれしいです」
「昔、お祝いの会をしたときにたくさん作ったことがあるんですよ」
と楽し気に参加してくださいました。
じゃばらに折ったパーツができあがったら、今度は紙を一枚一枚めくりあげていきます。
お花紙は一枚がかなり薄いので、この作業に苦戦される方もいらっしゃいました。
「紙がくっついちゃってなかなかめくれないね」
「紙が薄いから、優しくやらないと破れちゃいそうだね」
すべての紙をめくり、花が完成するとみなさん歓声をあげるご様子がみられました。
「ねえ、なかなか上手にできたんじゃない」
「もうこの花だけでも可愛いね」
できあがった花を台紙に貼り付ける作業もご協力いただきました。
すべての花を貼り付けた後、画用紙で桜の樹の部分を作成し、病棟廊下に飾りました。
花を作る作業をお手伝いしてくださった患者さんが見に来てくださり、「たくさんあるとやっぱり見栄えがするね」「すごい立派で素敵じゃない」とのお言葉をいただくことができました。 ほかの患者さんも歩行訓練やお散歩の途中で立ち寄ってくださり、先月作成した菜の花飾りとともに春をお届けするスポットとなっています。