以前いただいた【おへぎ】(おへぎの説明はページ一番下のリンクをどうぞ)
の余りをデイサービスの利用者さんと特養の入居者さんへ提供をしました。
デイサービスでは利用者さんに揚げていただき、今回もたくさんおいしそうに揚がりました(*‘∀‘)
特養でもユニットでおへぎを揚げていると、ベランダに居たHさんが
「お、なんだかいい香りがしてきたね」と戻ってきました。
「たまにメリケン粉が入っているのもあるけど、これはちゃんともち米の味がするね。」
そうです!こちらは原材料がもち米と砂糖のみで、ほんのり優しい甘さが口の中に広がります。
看取りケア介入中のYさんにもおへぎを渡すと、
「わあ、懐かしいねえ。」と言ってご自身の手で持って、召し上がっていました。
普段は手の動かしにくさもあり、食事をすること自体を諦めてしまうことがある方ですが、
両手にもって、一生懸命召し上がる姿や嬉しそうな表情が見れ、感動しました。
「うちはお米屋さんだったから、おへぎやぼろをよく食べたの。兄弟が多くて食べるのも早いものがちでね。兄弟と一緒に小さい頃はよく俵に乗って遊んだりしたものよ。」
「餅つきの日は楽しみな家族行事の一つだったわね。よくつまみ食いして怒られたよ。」
おへぎを食べながらぽつりぽつりと昔を振り返り、お話を聞かせてくださいました。
食品ひとつとっても、利用者さんそれぞれに大切な思い出があり、
それを思い出すきっかけになれたことがとても嬉しい出来事でした。
他の入居者さんたちもとても良い表情でしたよ☆彡
見た目や香り、美味しさはもちろんですが、
これからもおひとりお一人の想いに寄り添った食事の提供ができればと思います。