3月行事食~雛祭り~

こんにちは🌞栄養管理科です!

桃の節句も過ぎ、風にも日差しにも春らしさの感じられるころとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて、今年も3月の行事食でひな祭りのお食事をご用意しました🎎

🌸メニューはこちら🌸

・桃ちらし

・赤魚の野菜あんかけ

・ブロッコリーの酢味噌かけ

・すまし汁

本日の主役“桃ちらし”は献立で提供されるちらし寿司と具材が異なり、特別仕様になっています✨

特にご飯の見た目に注目してみてほしいです!

ご飯は桃の節句をイメージして桜でんぶで桃色に仕上げています🌸その上に錦糸卵の黄色と菜の花とエビで春らしい鮮やかな見た目になっています✨

使用している具材にもそれぞれ意味があり、エビは健康長寿、菜の花は快活・人の心を明るくするという意味があります!

今回のミキサー食は桃の節句をとても感じられるような盛り付けになっており、とても自信作です!

今回は桃の節句ということで、ゼリー粥の上に具材を菱餅のように固めてのせました🌸

菱餅には色・順番にも意味があります☺

色の意味では、赤色(桃色)は魔除け、白色は子孫繁栄と長寿を願う、緑は厄除け、健康の意味が込められています!

また、順番では、上から一段目の桃色は桃の花を、二段目の白は雪や残雪を、三段目の緑は新緑や新芽を表現しているとされています!これらは「雪の中から新緑が芽吹き、桃の花が咲く」という春の訪れをイメージして重ねられたものとされています!

どうして桃の節句で菱餅を食べるのか皆さんご存知でしょうか?

菱餅の特徴的な形である菱形は、菱の実が原型とされています。菱とは、葉が水面に浮く一年草の水草で、種子は食用できます。

古来より、固いとげで覆われている菱の実には魔除けの力があると考えられていました。その魔除けの力を込めようと、菱の実を模した菱形になったとされています。また、菱の花の強い繁殖力は、古来の人々に子孫繁栄を連想させたといいます🌼

このように、菱の実や花には、魔除けと子孫繁栄の力があると考えられたことから、菱の実の形を模した菱餅は縁起物と扱われ、厄除けや無病息災、子宝を願うひな祭りに食べられるようになったのです!

因みに西三河地域独特の桃の節句菓子があります!何のお菓子だと思いますか?

それは伊賀饅頭です!

伊賀饅頭は、ピンク・黄色・緑でつくられており、ピンクは桃の花、黄色は菜の花、緑色は新芽を意味するほかに、ピンク(赤)は魔除、黄色は豊作祈願、緑色は生命力という意味があります!

菱餅と似た意味が込められていますね☺

私は毎年菱餅の代わりに伊賀饅頭を食べるので、来年は菱餅と伊賀饅頭の両方を食べようと思います☺

次回の行事食は「花見」です🌸お楽しみに☺